当院の歯周病治療の種類
-
スケーリング・ルートプレーニング
(SRP)スケーリング・ルートプレーニング(SRP)とは、歯に付着した歯周病の原因である歯石やプラークを専用器具で除去する処置のことです。
先端の鋭い器具で硬い歯石を取るため、痛みが発生することがありますが、当院ではお薬を服用し歯ぐきの炎症を落ち着かせてから処置を行うため痛みが少ないのが特徴です。
当院でこのスケーリング・ルートプレーニングを担当する歯科衛生士は、世界基準の施術ができるよう、外部講師による指導を受けています。そのため、歯周病の原因となるプラークや歯石を徹底して除去することが可能です。 -
歯のクリーニング(PMTC)
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、専用の機械を使って歯科衛生士が行うお口と歯のクリーニングのこと。歯周病の治療や予防に効果的です。
当院では、10名の歯科衛生士が日々研鑽を積み、常に技術や知識を磨いています。普段の歯磨きでは落としきれない汚れをより的確に取り除き、皆さまのお口の健康を守れるよう処置にあたっています。 -
レーザー治療
レーザー治療は、歯周病菌の巣になっている歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)に殺菌作用のあるレーザーを当て、歯周病の症状を改善させる治療法です。
当院では2台の炭素ガスレーザーを使用。光を当てるだけで済むため、痛みや不快感もほとんどなく、体に負担の少ない治療が可能です。またレーザー治療には、歯ぐきの炎症を改善したり、出血を抑えたりする効果もあります。
レーザーにはいくつか種類がありますが、当院で採用している炭素ガスレーザーは99%以上水分に吸収されます。痛みのある部位(炎症を起こしている部位)は水分が多いのが特徴です。つまり、炭酸ガスレーザーは炎症部位だけに作用し、そこでほとんど吸収されるため、他の部位にレーザーの影響を及ぼす可能性がほとんどありません。レーザーのなかでも、炭酸ガスレーザーは体にやさしいと言えるのです。 -
歯周外科治療
歯周病が進行し、重症化してしまった場合に、歯を抜かずに済ませるために行う手術を伴う治療。手術によって、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の奥深くに付着した歯石や歯垢(プラーク)を取り除くことが可能です。
重症化した歯周病の改善にとても有効な治療ですが、手術が必要なため、スケーリング・ルートプレーニング(SRP)に比べると患者さまのお体への負担は大きくなります。
そのため当院では、すぐにこの歯周外科治療を選択することはありません。基本的にはスケーリングなどの処置で歯周病を改善する方針をとり、歯周外科治療は必要に応じて行います。 -
歯周組織再生療法
歯周病が重症化すると、歯を支えている歯ぐきやあごの骨が破壊されてしまい、歯を抜かなければならないこともあります。
当院なら、歯を支えている歯周組織(歯ぐきやあごの骨)を再生する「歯周組織再生療法」が可能です。外科的な処置が必要となるため、歯周病が進行してしまった方にご提案しています。歯周組織再生療法によって、進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに済む可能性もあるのです。
当院では、リグロスを用いた保険適用での歯周組織再生療法を行っています。
最先端治療
光殺菌治療について
~ペリオウェイブ~
-
当院が実施する体に優しい
光殺菌治療のご案内光殺菌治療とは、感染部分に光感受性物質を注入し、光を照射することで殺菌する安全な治療法です。
医科では、1990年ごろから、光やレーザーを用いて、肺、食道、胃、子宮頸部などの早期がんに対して、治療を行う光力学療法(PDT)という治療法があります。
歯科では、数年前から欧米を中心に、抗生物質を使わない、体に優しい安全な治療法として、光殺菌治療が急速に普及しています。 光感受性ジェルを細菌に浸透させて、光で殺菌する画期的な治療法です。※光殺菌治療について詳しくはお問い合わせ下さい。
光殺菌治療の3つの特徴
-
耐性菌をつくらない
抗生物質による治療とは異なり、光殺菌治療は耐性菌をつくりません。
-
耐性菌にも効く
光感受性ジェルは、あらゆる細菌の細胞壁や細胞膜に浸透します。そのため、光殺菌治療では、すでに耐性化した細菌も殺菌可能です。
-
痛み、副作用がない
光殺菌治療は患部に光感受性ジェルを注入し、LED照射を行うだけで、治療中に痛みを伴いません。また、副作用もありませんので、繰り返し治療に利用できます。妊婦さんにも安全です。
光殺菌治療の効果
- 光感受性ジェルが細菌の細胞壁や膜に取り込まれる。
- 特定の波長の光が照射されると、光感受性ジェルがエネルギーを受け取り、「活性酸素」を発生する。
- 「活性酸素」が細菌の細胞壁や膜だけを破壊し、殺菌する。
適応症
細菌が引き起こすさまざまな病変の治療に有効です。
-
エンド
-
ペリオ
-
インプラント周囲炎
急性期
通常の治療の上に光殺菌治療を行うと、「とどめの一撃」としての殺菌効果が期待されます。
これまでの治療方法では除去しきれない細菌を死滅させ、治癒期間の短縮、感染の再発防止に大きく貢献します。加えて、光殺菌治療は予防にも有効です。 ペリオやインプラントの定期健診、矯正治療のメンテナンスの際に、予防的治療としても効果を示します。
治療の流れ
-
バイオシェルを
歯周ポケットに注入 -
無熱レーザーを
1分間照射 -
死滅した菌を洗浄
料金表
ペリオウェーブ |
1歯 ¥2,200/回 ¥11,000円/本 |
---|